平成30年度 埼玉県看護連盟総会報告

日時 平成30年6月30日(土) 13時00分~16時15分
会場 ラフレさいたま 4階 欅の間
講演 「人生100年時代、看護職への期待」
講師 参議院議員 文教科学委員長 たかがい恵美子 氏

総会報告

平成30年度埼玉県看護連盟総会は、埼玉県選出の国会議員や県議会議員、市議会議員の皆様、埼玉県看護協会熊木会長をはじめ看護職団体の会長の皆様など、多くのご来賓をお迎えし、6月30日(土)に開催いたしました。ご来賓の国会議員の皆様が、それぞれ「石田まさひろ議員を応援していますよ」と壇上で応援メッセージを送ってくださいました。
173名の会員の出席のもと、今年度の活動方針・活動計画は承認されました。

「石田まさひろを応援する会」青年部を中心としたミニ決起集会の様子(総会終了後)

講演会「人生100年時代、看護職への期待」

総会に引き続き、たかがい恵美子参議院議員による講演会が開催されました。「超少子高齢社会の中で、年々社会からの期待が大きくなっていく看護職。しかし女性が多い職種として、賃金のあり方が問題である。給与の男女間格差などの問題をいかにして解決していくか、私たち看護職一人ひとりの意識・行動にかかっている」と熱く語りました。

アンケート「現場の声を聞かせてください」集計結果

働き方、仕事環境、待遇などで、改善して欲しい点をお寄せいただきました


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その他ご意見をご自由にお書きください

  • 新人の離職は、新人看護師育成制度の効果があり、減少傾向にあります。今は新人の定着率はよくなった半面、3年後の離職が多く、経験の少ない人員があふれ、医療安全等、看護の質の担保が困難な状況にあります。指導する側の人数が少ないため、指導も十分行き届かない。いい人が育たない。
  • 60歳代になっても夜勤ができるか心配です。先輩方は現在も夜勤を行っていますが…(16:30-8:45の約16時間)
  • 弱者の子供、老人と共同・協力し、支えあえる社会を作っていただきたい。未来の子供の負担も考え、又、個人の人生の選択も含め、安楽死に対する法律の導入も考えてほしい。
  • 1.新人看護師の離職と指導について、学校の教育が「国試合格」を目標としているため、入職後に国試合格「燃えつき症候群」になっており、看護師になったものの実は自分は看護職にむいていなかった→退職!
    2.新人教育→教わってあたり前。自らすすんで学ぼうとしない。
    3.委員会活動・スタッフ指導のため、安い(20,000円)の管理者手当で毎日残業!(月40h以上はいつも!)
    4.新人指導者へ手当をつけて欲しい。
    5.管理者手当てを国立・県立系と同じにして欲しい。
    6.前残業をなくす、後残業をなくすため、勤務時間を検討して欲しい。
    7.時短勤務者を受け入れている部署はカバーが大変。時短・パートが4人も居ると必ず残業が出る。緊急入院・急変などの対応と、新人指導でクタクタである。時短者75%給与なら、残り25%を時短受入れ部署に少しスタッフ支援としてお金を回して欲しい。
    8.医療従事者の健康診断が公務員より健診項目が少ない。特に医師・看護師・検査技師・リハビリテーション・薬剤師・栄養士の直接患者と接する職種の人達には、公務員と同様に年代(年令)に関係なく血液検査・便検査・胃カメラを入れて基準にして欲しい。(労働安全衛生)見直し。なぜ!血液・体液に触ることのない、役場・役所職員。うらやましい。
  • 生命を守る職業として責任が重いのにもかかわらずに賃金が低い現状は不満です。気持ちの余裕が持てるくらいの賃金アップにつながるよう声を上げていきたいと思います。
  • 会費を7000円にし、入会しやすくする。
    国会議員と会う機会を少しでも増やし、身近に感じることで他の看護職に議員の良さを伝達してもらう。看護の輪を拡げる。
    たかがい恵美子氏の初選挙の時、応援メッセージの都道府県別に競いあって、成果が出た。よって、石田氏の時も効果があるかも。
    看護師の役割をアピールするために国民に向けた看護の日以外にもイベントを企画する。